アパレルの業界に務めると販売能力がとても大事になってきます。
私は入社して1年くらいは全然まともに売れず、自分には販売センスがないのかなーとか落ち込む日もありました。
私のように悩まれている人多いと思いかと思いますが、結論から言いますと、最初はほとんど人が完璧にできるわけでもなく、誰でも個人売上が最初からいい人なんてほぼいません。
売り上げの数字を伸ばすのに大事なのは、コミュニケーション能力と戦略と商品知識です。
私は入社して1年目は、全く売れなかったのですが、それから猛勉強して会社の売り上げランキングで1位を2回とり、表彰されるくらいまで上り詰めました。
どうすれば売り上げを伸ばす事ができるのか?
これから個人売上を伸ばしたい人に、私が実際に行った事を細かく分解して分かりやすく紹介していきます。
- 個人売上に伸び悩んでいる
- これから販売する仕事をする
- 売上でライバルと差をつけたい
販売が上手くなることで何を得ることができるの?
前置きとして、販売が上手くなることで何を得ることができるのか、今後の仕事にどう繋がっていくかを紹介します。
これを知っているか知っていないかで、モチベーションや目的を見失う事が無くなりますので、とても重要な事になってきます。
マーケティング能力が身につく
マーケティングとは、一言で簡単表すと「商品やサービスが売れる仕組みを作る事です」。
商品単価が高いから、とにかくこの商品を売りたい!!だからとりあえずこの商品をお客様に見せてみる!だけでは、ほとんどの確率で売れる事はできません。
大事なのは戦略なのです。
売りたい商品の知識をつけることは、基本中の基本であり、特に大事なのは相手の立場に立ち、どうすれば興味を持ってもらえるか、どのタイミングで売りたい商品を紹介するのかがとても大事になってきます。
例えば、
単価が高い商品を最初に紹介しても相手からは、「えっ!急に高い商品を紹介された!」と思わせてしまい、この定員は売りつけたいだけなんだなーとか思わせてしまい、逆効果です。
相手のニーズに沿った提案ができるのが1番ベストであり、戦略を立てる事はとても重要なことで、どの仕事でも役に立つスキルです。
リーダーシップが自然と身に付く
販売員はお客様をリードして販売する事が大事です。
お客様に売りたい商品や紹介したい商品を紹介したいのであれば、自分からリードしていかなければ売れるチャンスは回ってきません。
リードする上で大切にして欲しいことは、とにかく自然な感じで、お客様のペースに合わせリードしていくことが大事です。
強引にお客様をリードしようとすると、逆に不快に思われたり、そもそもお客様が洋服の知識がなく、店員に言われるがままに買ってしまって、お客様が満足してくれる商品を提案する事ができなくなってしまうことが一番NGです。
相手をリードする能力を身につける事で、自然とリーダーシップ能力が身につき、色んな仕事で活躍できるようになります。
個人売上が伸びる方法
ここからは私が個人売上を伸ばすためにやった事をご紹介します。
誰にでもできる事であり、これをするかしないかで売り上げの差が変わってきます。
1から全てをやろうとするのではなく、少しずつ取り入れてみましょう。
①商品知識を身につける
商品知識を身につける事は基本的な事でありますが、間違った例だとこの商品の大まかな特徴や、何の素材でできているかとかだけでは、接客のトークでそこから会話を膨らませることができません。
大事なポイントとしては
- なぜその商品がいいのか
- その商品を購入するメリットは何か
- その素材を選ぶ理由は何か
このポイントを押さえるだけで、売り上げが大きく変わってきます。
例えば、
お客様がカラーパンツをまだ持っていないので、カラーパンツを探しているとしましょう。
私でしたら、最初に黒のカラーパンツをおすすめします。
黒スキニーは年中履くことができ、色んなコーディネートに合わせることができます。
プライベートに履くのもよしですし、仕事服として白シャツと合わせて履くことができます。
色んな黒のカラーパンツがありますが、このカラーパンツを選んだ理由がポリウレタンの素材が入っているので、ストレッチ効果がありストレス無く心地よく履くことができますよ!
細かく書くと長くなりそうなので、結構ざっくりではありますが、
トークの中にこの商品を今オススメしたい理由や、このブランドの特徴、もしくはこの商品の特徴を伝え、お客様が興味を持っていただける商品の紹介もできるようにしましょう。
②タンス在庫を知る
お客様のタンス在庫を知る事はとても大事な事です。
お客様が普段何の洋服を着るのか、何のトップスやボトムを持っていて、どのカラーを持っているのかを接客トークで聞きましょう。
たまたまお客様がその日だけ、イメージチェンジや仕事柄で着ているかもしれません。
タンス在庫を知ることで、洋服のオススメがしやすくなり、お気に入りのカラーに合わせた紹介の提案ができるようになります。
③セット買いを常に意識する
最初は1つ売れたら満足してしまいます。
それだと、やはりどうしても売り上げは伸びてはいかないです。
お店の中にある商品を覚え、このアイテムは、このアイテムと組み合わせたら相性がいいなとか、実際に組み合わせみてみるのもよしですし、最低限頭の中でイメージしましょう。
トップスを選んでるお客様にさりげなく、ボトムを持っていき、このボトムと組み合わせることで全体的にまとまり相性もいいですよーとか、お客様に見せることで購買意欲を高める事ができます。
④販売ロボットにならないこと
マニュアル通りのような接客は1番ダメです!
お客様の様子を見ながら、プライベートの話しとか私的には全然ありだと思っています。
自分自身も自然体になることが大事で、お客様ができるだけオープンになってもらうことを意識するようにしましょう。
販売に大切なのは笑顔とお客様との距離をいかに近づけるかが、とても大切なことです。
⑤ロープレは必須です
お客様に商品の提案をしてもなかなか売れない時があります。
商品が売れないからと言って、
お客様が求めていなかったから、商品に興味を持ってもらえなかったから、とかの言い訳は出来るだけしないようにしましょう。
個人売上がいい人は、貴方が売れなかった商品をお客様に気に入ってもらえる接客トークをしています。
接客が上手い店員に相談しロープレを手伝ってもらい、自分がダメだったところを見つけたり、指導してもらうようにしましょう。
⑥接客したお客様がリピーターだと思ってください
新規のお客様とリピーターのお客様の接客態度を変えるのはNGです。
特に意識して欲しいところは、お客様が入店した時です。
商品を整理している時に、作業をしながら顔を下に向け、「いらっしゃいませー」と言うのは、お客様にとってあまりいい印象をもってもらえません。
しっかりお客様の顔を見て、軽くお辞儀をしながら笑顔で「いらっしゃいませー」や「いらっしゃいませ!!」を言うだけでもだいぶ印象は変わります。
店員1人が笑顔で挨拶をするだけでお客様から見てのお店の雰囲気は良くなりますし、また来たいと思わせる事もあります。
最初から最後までとにかく丁寧に対応し、また洋服を買いにここに来たい、もしくは誰かに紹介したい!と思わせる接客をすることで、必ず自分にチャンスは回ってきますし、売り上げも大きく変わってきます。
⑦大口を狙うなら必ず戦略を立てる
この商品は単価が高いから、この商品と組み合わせればいい値段で売れるぞー!っていう単純な考えでは売れないと思ってください。
私の場合は、1から10まで細かく戦略プランを立てて大口を出してきました。
メモ帳とかでも大丈夫です。
お客様がこの商品を探している時は、このパターンで商品を紹介していき、最終的には自分が紹介していきたい商品まで購入してもらうアプローチをする。
もしこれがダメなら、変わりになりそうな商品をプランの中に入れてすぐ商品ができる体制をつくっておく。
この流れの商品の単価を全てメモ帳に記入し、この流れの場合だとこれくらいは売れるであろうというのを前もって知っておくことが大事です。
もし達成したい大口の金額に足りなくても感覚で分かってくるようになり、スムーズに追加販売ができるようになると思います。
⑧仲良くなったお客様なら買った商品を覚えよう
接客ならお客様と仲良くなる機会もあるはずです。
プライベートの話しや商品の会話だけではなくなった場合は、常連のお客様になりやすいです。
お客様が話してくれたことや買ってくれた商品やサイズを覚えれるのであれば、メモをすることは必要ないですが、覚えきれないのであればメモをしてください。
私は忘れっぽいのでメモして覚えるようにしていました(笑)
仲良くなったお客様がまた来店してくれたら、「前購入された洋服どうでしたかー?」とかすぐサイズが出せるだけで、お客様に特別感を与え、満足してもらえるサービスができると思います。
そうすればいつの間にかあなたの常連客になっているはずです!!
個人売上を上げる方法のまとめ
最初は誰でも個人売上に悩む時はあります。
売上を伸ばすために工夫や勉強をするかしないかで、その人の個人売上も変わってきますし、最終的には自分の評価につながります。
今回私が紹介した売り上げを伸ばす方法
- 商品知識を身につける
- タンス在庫を知る
- セット買いを常に意識する
- 販売ロボットにならないこと
- ロープレは必須です
- 接客したお客様がリピーターだと思ってください
- 大口を狙うなら必ず戦略を立てる
- 仲良くなったお客様なら買った商品を覚えよう
この8つを意識して販売をする事で個人売上が大きく変わってくると思います。
販売能力だけでなく、今後色んな仕事でも必ず自分のためになる事でもあるので、できるところから少しずつ挑戦してみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。