アパレル店員の仕事は何するの?と聞かれたら真っ先に答えるのが接客販売をする仕事と答える人がほとんどでしょう。
ですが実際アパレル店員は接客だけの仕事ではありません。
お客様がお店に来て興味を持ってもらえるように、ディスプレイの変更や在庫管理や品出し、さらに常にファッションに気を遣うという大変な面もある仕事です。
割とアパレルに入ってきたばかりの新人さんとかはこういう仕事もやるんですねーとか、接客だけのするだけのイメージを持っていた人が結構多かったです。
そこで今回は、アパレル店員の仕事内容と働く上でのメリットとデメリットをご紹介します。
アパレル店員の仕事内容
アパレル店員の仕事、接客はもちろんのこと他にも色々な仕事をしています。
具体的に何をしているの?
そんな疑問を持っている人に分かりやすくご紹介します。
接客販売
まずは、接客販売。
内容としては、お客様へのコーディネート提案、試着室への案内などを行います。
接客とはお客様から声をかけられた時だけの対応ではなく、自らお客様に声をかけて、「この商品新作で入ってきたばかりですよー」、「この服と組み合わせたらオシャレになりますよー」などといった、お客様に商品の提案をしなければなりません。
そのためには、商品があとどれくらいあるか、常に在庫を把握する事が必要になってきます。
お客様が気に入ってもらえるような商品の提案やトークスキルが必要になるので最初の頃は難しいと思いますが慣れてくるとスムーズに販売ができるようになってくるので接客に自信がない人は安心してもらっても大丈夫です。
声出しと呼び込み
店内が音楽だけになると意外と静かになってしまいます。
スタッフが声出しをして、お店を賑わせることでお客様が楽しく買い物ができるようにしましょう。
呼び込みとは、店頭に立ちお客様を店内に足を運んでくれるように声出しをする事です。
お店によってはやらない店舗もありますが、ほとんどの店舗がやるのではないでしょうか。
大きな声を出すのでストレス発散で意外とスッキリしますよ(笑)
商品管理
先ほども少し言いましたが、商品の在庫が少なくなっていないか、品出しなど在庫の管理をします。
実は商品管理は接客販売と同じくらい大変な作業です。
届いた商品を確認し、商品に不備や不良品がないか確認を行い、在庫の数を確認し、その後は品出しするまでバックヤードに保管します。
季節の変わり目の1か月前くらいに商品が大量に入ってくるのでその時は仕分け作業が大変になってきます。
働く店舗の大きさにもよりますが、大きい店だとかなりの数が入ってきます。
品出しなどする際は、お客様が目に留まりやすい・手に取りやすいようにレイアウトを変える必要があります。
商品が少なくなってきたらバックヤードから商品を補充するので、この商品管理はとても大事な業務になってきます。
レジの対応と電話の対応
レジの対応はお客様が持って来た商品や自分が接客したお客様の会計を対応する業務です。
アパレル業界はセールや還元などをよくやっているので、レジミスが無いように注意しなければなりません。
単純に商品全体がセールとかではなく、この商品とこの商品の組み合わせの場合だと2点目半額など商品の組み合わせによってセール内容も変わることがあるので意外とレジ業務は作業が多いです。
電話対応はお客様からのお問い合わせに対応する業務です。
商品の在庫状況を確認する電話や、取り置きの電話、クレームの電話まであります。
電話するお客様は、対応するスタッフの顔は分からないので、言葉遣いや態度に気を使い、状況にあった対応するようにしましょう。
ディスプレイの調整
お客様にお店の雰囲気や商品に興味を持ってもらうようにディスプレイの調整はとても大切な業務となってきます。
新しく入ってきた商品や人気の商品をマネキンに着せたり、1番商品が見える店頭に持ってきたり、お客様に興味を持ってもらうように店舗への導線を作ります。
商品の見せ方として、
1つの商品を少し大きめに出すとお客様が手に取りやすい雰囲気を出したり、
たたみ方を変え商品を少なめに出すことによって高級感を出したり、商品をお客様がどういう風に見てほしいか見せ方を変えるのも一つのテクニックになります。
店内と店外清掃
基本的には開店前と閉店前に清掃をします。
店内と店外はもちろん、ホコリやゴミがないか確認しながら掃除をし、試着室に忘れ物がないか確認します。
特に冬物のセーターなど扱ってる時期は、ホコリ出やすいので気をつけるようにしましょう。
お客様は店内にゴミがあると購買意欲が下がってきますので、しっかりと清掃し、空いた時間にも清掃するように心掛けてください。
アパレル店員のメリット
ここからは個人的意見が強くなりますが、ご参考にしてください。
オシャレになる
ファッションが分からなくても必ずオシャレになります。
毎日服を見るわけですし、先輩やマネキン、店内に置かれている商品に刺激されコーディネートができるようになります。
仕事以外でプライベートでも「あの人オシャレだなー」と思われるようになるかもしれません。
社割で服を安く購入できる
働くお店にもよりますが、だいたい(30%~50%)くらいでしょうか。
普段高くて買えなかった服が社割で安く購入できるので、めちゃめちゃ嬉しいですよね。
コミュニケーション能力が上がる
お客様に声を掛けにいって、商品を提案するわけですから必ずコミュニケーション能力が上がります。
コミュニケーション能力はどの会社でも求められる能力です。
接客はお客様と基本的に1対1で会話をするので、コミュニケーション能力が上がり、商品の提案もするのでプレゼンテーション能力も上がります。
平日に休むことができる
アパレル業界はサービス業なので、お客様が多くなる休日がメインになります。
平日が休みになる事で、休日とは違い、人が少ない時に買い物やドライブなどが楽しめます。
アパレル店員のデメリット
ここからは、個人的にきついな、、、。と思った事をご紹介します。
体力が必要
アパレル店員は基本的に立ち仕事になります。
1日中立っていると足が痛くなるんです(笑)
お客様と会話をする時、なるべく笑顔で会話をするように意識しするので意外と体力使います。
その他にも品出しとか色々体力が必要になっているので、仕事が終わった時は体のケアをするようにしましょう。
ファッションにお金がかかる
これはアパレル店員にあるあるかと思います。
働くお店にもよりますが、セール商品を着たらダメ、今年の商品だけとかルールがあるお店があります。
アパレル店員ですから季節の変わり目には必ず洋服を買わなければならないです。
アパレル店員になりたいけど、服にあまりお金はかけたくないのでしたら、お店のルールを確認した方がいいです。
繫忙期が忙しい
アパレル業界ではシーズンの変わり目に特大セールなどお客様が得するイベントを出します。
特に1番忙しくなるシーズンはお正月です。
福袋やほとんどの商品がセールになったり、まとめ買いされるお客様が増えるので、ずっと動きっぱなしです。
ただ、繫忙期をすぎるとお客様がかなり少なくなるので閑散期に入ります。
時間に余裕ができるのでリラックスして働くこともできます。
土日が休めない
こちらに関してもサービス業なので基本的に土日は休む事はできません。
そのため、土日休みの友達と遊ぶ時間が出来なくなってしまったりする事もあります。
どうしてもこの日は休みたい!って人は有休を使って遊びに行くことは可能です。
1人で買い物をしたい人は平日休みで気にされないと思いますが、友達と遊びたい人にとってはデメリットになりますね、、。
仕事内容やメリット・デメリットのまとめ
今回はご紹介したアパレル店員の仕事内容をまとめます。
- 接客販売
- 声出し・呼び込み
- 商品管理
- レジの対応と電話の対応
- ディスプレイの調整
- 店内と店外清掃
アパレル店員の基本的な業務は上記の6つになるでしょう。
これから就職される人やアパレル店員はどんな仕事をするの?と興味を持って人に参考にしてもらうと嬉しいです。
メリットやデメリットに関しては、どの仕事でも必ずあることです、それらを踏まえて自分が働きたい仕事をするのがとても大切になってきます。
アパレル店員の仕事もお客様が喜んでくれると、仕事に遣り甲斐を感じやすいお仕事です。
最初は大変だと思いますが、慣れてくると楽しいお仕事なので是非アパレル業界で働いてみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。